160年の歴史を持つ信頼と実績
石六石材店は安政2(1855)年の創業以来、160年にわたって墓碑用石材や建築用石材の加工、設計、施工、販売を中心に業務を行っております。
私たちはお客様のご希望に合わせた石材をご提供し、中でも日本の気候・風土に最も適した国内産の高品質石材を主に使用しております。
墓碑から記念碑まで、石のことならどんなことでもご相談下さい。
お墓は雨、雪、潮風などの影響を受け、墓石の中に水分が浸透していくため、長い時間が経つにつれ表面がザラザラしてきたり、艶や色が落ちたりという劣化をもたらします。
日本国産の石材は、日本の風土を支える基盤であり、その土地柄の気候に即した材質でもあります。例えば風雪や海風の激しい土地には、乾燥した大陸で採れる石材よりも吸水率の良い(=吸水率が低い)、硬めの石材が適しているといえます。
長く品質を保つのは、やはり国の気候によって形成され採掘された、その土地に合った石材です。昔から日本人の生活を支えていた、土地に合う石材を使用することにより、将来的な風化による傷みも極力抑えられるのではないかと思い、当店では(特別な場合を除き)、基本的に国産の石材をお勧めさせていただいております。
※石材の吸水率について詳細はこちら
ほぞとは、材料(木材、石材等の建材)を結合する場所のことで、片方の端に作る凸型のことです。また、ほぞが入る凹の部分をほぞ穴といいます。
「ほぞ」の語源は「へそ」の意味で、漢字で書くと「臍」になります。地震後に、寺院の墓石が倒れてしまっている写真を紙面でご覧になったことはあるでしょうか? 石塔は長細いので特に倒れてしまいやすい部分です。当社のホゾ加工は、地震の揺れ等で 墓石が簡単に崩れてしまわないための、石と石を噛み合わせて組む作りです。 (※決して倒れないというわけではありません。)
従来の骨穴は花立や香炉そのものを丸ごと動かして納骨しなければならなかったため、重い石を持ち上げたりずらしたりするのに、年配の方などにとっては特に手間がかかりましたし、それには多少の危険も伴っていたように思います。また、墓石本体の後ろ側に納骨口がある場合もあります。
しかしそのタイプでは、納骨口を塞ぐ石自体が骨穴に落ちてしまったり、いたずらされたり、奥に押し込み過ぎたり、時間が経ったせいなどで取れなくなってしまったり、ということも聞きます。
そのため当社では、もっと簡易で安心な納骨方法はないものかと考えた末、納骨式香炉を考案いたしました。 納骨方法は次のとおりです。
『実用新案登録済(登録第3147012号)』
この場合何よりも、重たい石を大きく移動させなくても良いというのが最大のポイントです。また、普段は板石で穴の部分を隠してあるため、人目に触れないのでいたずらされる心配もありません。
この型の納骨口にすれば、お年寄りが重い石を持ち上げる労を省いて納骨をずっとやり易く執り行えます。つまり今までは手間や力が必要だった納骨がずっと容易に出来るのです。